**********************************        ☆ 生協おばちゃんとホッと一息 ☆        **********************************  第44号2004年8月16日発行        [ 居場所を求めて 〜マズローの欲求階層説〜 ]  前回の発行から7ヶ月も過ぎてしまいご無沙汰しました。  年月が過ぎるのも早いもので、放送大学に編入して4年目になりました。  心理カウンセラーを目指して学んでいくうちに、たくさんの方、多くの本と出会いました。  『歳を取ったらま〜るい人間になりたい』と若い頃から思っていましたが、  最近やっと、自分の性格、クセ、物事の考え方の傾向が見えてきたようです。  さて今回は、  先日3度目にして合格できた(?)(放送大学の単位認定試験)  『心理学初歩』・・・勉強不足で一度落とし、            試験日に都合がつかず一度落とし、            3度目の挑戦でした。  その教科書(※)に載っていた  『人間の欲求』について考えていきましょう。     ***************************************************    「人間の欲求は同じレベルに多数が並んでいるのではなく、階層構造である」という  マズローの欲求階層説があります。   まず、   基底部分には、食べる・寝るなどの生命を維持するための『生理的欲求』があります。   それが充たされて初めて『安全と安定の欲求』が出てきます。   これが満たされなければ、犯罪や自殺者が増え、不安や恐怖が社会不安を招きます。   つぎに、仲間に認められたい、受け入れられたい、愛してもらいたいという  『集団への所属や愛情の欲求』が出現してきます。   この欲求が満たされると、愛を求めることから愛を与える存在になるといわれます。   さらに、   自分を肯定的に評価してほしい、地位がほしいという『尊重の欲求』が現れます。   そして一番上の階層には、   自分の可能性や能力を最大限開発して成長したい、価値を実現し、生きがいを感じたい   という『自己実現の欲求』があります。     ***************************************************  このように尽きない欲求があるのが人間なのでしょうが、  人とのかかわりの中で、ご自分が今どの欲求の階層にあるのか確かめてみませんか?  それから、あなたの自己実現のための、大切な『居場所』。  それも、肩肘はらず、心地よい場所。  ずっと続いていたい人間関係があり、あなたをプラスに評価してくれる場。  そんな場所にいたのなら、  そんな場所を探せたら、  あなたの自己実現の欲求が叶えられ、さらに大きく成長されていくことでしょう。  ※参考文献:放送大学「心理学初歩」著者辻 敬一郎氏・星 薫氏   ********************************************************