**********************************        ☆ 生協おばちゃんとホッと一息 ☆        **********************************  第45号2004年10月4日発行        [ とぎれ、とぎれの声の向こうに ]   ひんやりした風に秋を感じる季節になりましたが、いかがお過ごしですか?   8月以来2ヶ月ぶりになりました。     夏に実施された放送大学の単位認定試験、『心理学初歩』は、  高得点でやっと合格しました。すでに専門科目のいくつかは合格しているので、  残すは10科目ほどと卒業論文ということになります。   単位を取るために受講しているわけではないのですが、  できれば卒業して心理学を専門に大学院へ、などと夢は広がっています。   ところで、   ここ数ヶ月前から、電話相談員としてスーパーバイザー(専門家)の指導のもと、  月に2〜3人の青少年やその親御さんと話をしています。     ***************************************************   多少心理学の本も読み、相談員としてのいくつかの養成講座も受けました。  ですが、生身の人間と接するとき、  『今までの自分の生き方、人生観、価値観を問われること』  『いかに問題の本質を捉えることができるか』を痛感しています。   私もそうでしたが、親御さんが子どもに良かれと思ってやっていることも、  子どもからは押し付けの自己満足であったり、愛情の行き違いがあるようですね。   子どもさんとは、『良い悪い』『うそか本当か』の判断で話をするのではなく、  いったん言葉をそのまま受け入れて、じっくり誠意をもって聴く姿勢を持てば、  心を開いてくれると実感してきました。       ***************************************************     この間の相談を通して、心無いおとなたちが向ける牙で、    未成年の子どもたちがどれほど傷ついているか。     問題を起こす子どもたちの影に、    性欲をむさぼるおとなたちが、    たくさん潜んでいるのではないかと思えてなりません。     傷を癒せないままおとなになったら、    そのはけ口をどこに向けていくのでしょうか?     これから向かう私たちの行く先には、    自分たちが作り上げてしまった負の部分が、    積み上げられてしまった大きなツケが待っています。     そんな中で、私ができること。     『ひたすら誠意をもって子どもたちの話を聴くこと』    『子どもたちの感じている生きづらさを伝えること』     これからもコツコツやっていけたらと願っています。 ******************************************************** ホームページはこちらへhttp://obasan.sugoihp.com/